著者:著名人100人
by Eiji.K
◇ 各人の業績について自ら評価する人、若いころは評価するところがあったが晩年は見るべきものがなかったとする人、全く評価しない人、諧謔的にユーモアを持って書く人と様々であり、人となりが出て面白かった。
◇ 通夜や告別式は本人の意思で行わなく、散骨等をするという人が多いのが印象的であった。葬儀行為は、本人の意思とは別に家族・親族が執り行うので遺言書等で明確にしておかないと世間の常識に流されるのだろうと思われる。
◇ 享年120歳、135歳という人が何人かいたが、長生きする理由や目的が不明であり知りたかった。
◇ 死亡記事の対象者は各業界の著名人となっている。その著名人の定義が明らかにされていないが、選考基準を明確にすべきではないかと思う。
○ 各業界での第一人者
○ 学者、詩人、小説家、評論家、エッセイスト、俳優、政治家、タレント
・マスコミ等でよく知られている人(テレビ等によく出ている人)
・著書数がたくさんある人(100冊以上等)
◇ 高校生などの若い人たちに、自分の将来方向を考えるとき、このような企画記事に自分が何十年後に選考されるようになるためにはどのような分野や業界があり、どうすればよいのかの指針として活用されることは有意義ではないかと思うので、若い世代にこの本は、読まれるべきではないかと思う。
◇ ただし、著名人=人生の成功者ではなく、多くの人に知られた存在であるだけでそのことをどう見るかはその人の価値観によるものであることを同時に伝える必要がある。
◇ 一方、一般人(サラリーマン、自営業者、主婦等)が「私の死亡記事」を書こうとしても他の人に知らしめるべきものがないことが普通であるので、書ける実績を持っている著名人は尊敬に値する人なのであろうか。
以上